NEW丹波屋探訪記

・「土門拳『古寺巡礼』写真展」東京都写真美術館・ 恵比寿ガーデンプレイス

こんにちは!

東京都写真美術館で開催中の土門拳『古寺巡礼』の写真展に足を運んできました。

美術館のある恵比寿ガーデンプレイスは、多くの建物や木々がライトアップされ、周囲の街並みと一体化した美しい景観を楽しむことができます。飲食店やカフェ、雑貨を扱う店も多数あり、イルミネーションが輝く中、ショッピングも楽しめるという点も魅力的な場所です。普段とは違う雰囲気でショッピングを楽しめるため、夜はとてもリラックスした時間を過ごすことができる場所だと思います。


今回の写真展は、丹波屋 金井精一会長が、若い頃に土門拳の撮影に関わっていたということもあり、展示を見ることをとても楽しみにしておりました。写真家土門拳は、高校生の頃に見た『筑豊のこどもたち』が強く印象に残っていて、自分の中でも尊敬する写真家の一人です。

彼はこの撮影で全国各地を巡り、多様な古寺を撮影しています。金井会長は『古寺巡礼』で平泉の中尊寺の撮影に同行しており、その時の事が社史に残されております。

展示会場の入り口では、彼の経歴の動画が上映されており。彼の生い立ちや作品の背景などを知ることが出来ます。そして、展示スペースに入ると、まるで寺院の中にいる様な静かな雰囲気が漂っていました。仏像には、個性的で力強い表情やポーズがあり、それが写真から伝わってくるようでした。仏像に込められた意味や思いが何となくではあるが、写真から読み取ることができ、深い感銘を受けました。

彼が仏像をずっと睨み続け、ここだと思った瞬間にシャッターを押し、その瞬間を自分が観ている。中尊寺金色堂の写真を見た時、彼がシャッターを押したその後ろで金井会長がその姿を見ていたんだなと、なぜか感心してしまいました。

雪の室生寺』はその美しさに感動しました。動画で紹介されていた雪が積もるまで1ケ月も待って撮ったという逸話も、思い描いている構図になるまで待ったのであろうなと何故か納得してしまいました。

美術館内のSHOPには、彼の写真集や解説書籍も販売されており、購入することができました。これを機会に山形にある土門拳記念館にも近々行ってみようかなと思います。

丹波屋本社ビルの5階には、金井会長が撮影した写真がいくつか展示されております。ヨーロッパで撮られた写真で、御来社されたお客様や社員の心を癒したり、芸術心をくすぐったりされております。出来れば会長から写真家土門拳の事が聞けたらいいなと思っています。
土門拳『古寺巡礼』写真展は、東京都写真美術館で5月14日まで開催されており、金曜日は20時まで観覧可能です。仕事の帰りにでも是非行ってみてはいかがでしょうか?
今回は美術館・博物館好きのO.Sが担当しました。