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奥の細道出発の地へ 江東区芭蕉記念館 -江東区-

みなさんこんにちは! O.Sです。

今回は、丹波屋からのランチ散歩としてはちょっと遠い江東区芭蕉記念館へ電車を使って行ってきました。丹波屋からは馬喰横山駅から乗り森下駅まで地下鉄で行き、駅から7分ほどで到着しました。森下駅から芭蕉記念館までの道のりは、静かな住宅街や商店街が広がる風情あるエリアです。街角にはいかにも下町と言った古い商店や居酒屋が立ち並び、地元の人々の日常が垣間見えます。歩くたびに、江東区ならではの落ち着いた雰囲気に包まれていきます。

記念館は、こじんまりしたビルで、芭蕉が競い合いを嫌い当時住む人の少なかった深川の地に移り住んだとされる様に、ひっそりとある感じの建物です。
小さな庭園が目に飛び込んできました。芭蕉の句に詠まれた植物が植えられているとの事です。

記念館の展示も有名な歌人にしては、意外と質素な感じで、芭蕉の事を本当に知りたい人にはちょっと物足りない感じがしましたが、そこがまたいいのかもしれませんね!

芭蕉と言えば、私の故郷の岩手で読んだ歌 「夏草や兵(つはもの)どもが夢の跡」「五月雨の 降り残してや 光堂」を思い出します。中学生の時平泉を一人で旅行した時に、句碑を見て意味も解らず何故か感動していました。余談ですが、大谷翔平はこの平泉の生まれで、翔平の平は平泉からとったとの事です。(真偽はわかりませんが,,,)その芭蕉が奥の細道に旅立った場所が、ここ江東区深川になります。

芭蕉が奥の細道で歩いた距離は2400Km、わたくしも歩くのは好きな方ですが、それほどの距離となると想像がつきません。150日ほどかかったようですが、雨の日も雪の日もあったと思いますがよほどの健脚であったと感心します。

記念館の裏手には隅田川が流れており、川沿いに芭蕉庵史跡展望庭園がありその風景は格別です。そんな景色を眺めながら手持ちのランチを食べながながら、芭蕉が川辺を歩いた風景を想像すると、心が落ち着きます。

江東区の芭蕉記念館と隅田川を訪れることで、日本の伝統や文化に触れることができます。訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。ぜひ、この穏やかな場所でひとときを過ごしてみてください。