こんにちは!
先日ガラス作家の後藤洋平さんと石塚悠さんがご夫婦で営まれている、藤ガラス工房さんへお邪魔し、作品作りを見学させてもらいました!
まず、来年の春に作品を丹波屋に届けてくださる、石塚悠さんの作品をご紹介。日本に住む人達にとって身近な動物やお花、食べ物をモチーフに、キルンワークという手法で作品を作られています。春が待ち遠しくなるかわいらしいお皿たちです。
キルンワークの‘キルン’とは窯のことで、石塚さんは電気炉を使って作品を作られています。窯は大小さまざま。こちらの小さな窯は‘雪ん子’と呼ばれているそう。カマクラみたいな見た目がかわいらしいですが、ガラスのパーツを高温で溶かすことができます。
こんなガラスの欠片が、熱でまーるくなります。作品のパーツ作りなどに活用されます。
石塚さんの作品作りには、沢山の工程があります。パーツづくりに、それを組み合わせ、削り、窯入れも何回も行い、目的により温度も異なります。
工房見学で私が一番驚いたのは、お花の真ん中の花芯や動物の目も絵付けではなく、石塚さんが作ったガラスのパーツを用いていることです。その細かさのすさまじさに、まじまじと観察してしまいました。
芥子の実くらいの大きさです。作家さんも、この細かい作業の時は思わず手が震えてしまうそうです。
最後に、ご夫婦のお写真がこちら。夫の後藤さんが作品作りを手伝うことも。話の端々から、お互いの信頼関係が伺える、大変素敵なご夫婦でした。
今回藤ガラスさんの工房を見学させていただき、作品作りのブログでは紹介しきれないたくさんの工程を知りました。その観点を通して石塚さんの作品を見ると、デザインの可愛らしさに収まらない、その作品の奥深さが感じられるのではないでしょうか。皆さんにも作品を手に取っていただき、作家さんの拘りを感じていただきたいです。
本日はブログ初登場C.Fがお届けしました!石塚さんの作品は、2023年の3月下旬から4月に丹波屋2Fに並びます。どうぞお楽しみに!