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『chidoriiさんとの素敵な再会:アンティーク着物から生まれる魅力的な小物たち』

こんにちは!

アンティーク着物の生地を用いて、独自の小物制作を行うchidoriiさんとの素敵な商談が、なんと4年振りに実現しました。
4年の歳月が流れ、コロナ禍を経て、再びchidoriiさんの手仕事と交わることができるなんて、丹波屋2課のスタッフ一同、心から望んでいた瞬間でした。
chidoriiさんは制作のペースが少し緩んでいたとのことでしたが、その丹精込めた手仕事と独自のセンスは、時を経ても変わらず輝いていました。

アンティーク着物とは、戦前に製造された着物のことを指します。一般的には大正時代の終わりから昭和初期にかけて作られた着物を指し、戦前と戦後での区別により、戦前のものがアンティーク着物、戦後のものがリサイクル着物と呼ばれています。

「アンティーク着物」という言葉から想像するのは、当時の日常着である「染の小紋」や「銘仙」などではないでしょうか。


Chidoriさんは東京国際フォーラムで開催される大江戸骨董市に出店しています。その際、銘仙の着物を身に纏い、着物を身近に感じてみたいと思う方々からの相談に応じているそうです。
アンティーク着物はサイズが小さいため、着るのを諦めてしまう人もいるかもしれませんが、ブーツを合わせて丈を調整すれば、おしゃれなワンピースとして楽しむこともできます。礼装の着物は正確な着付けが重要ですが、カジュアルなシーンでは、おしゃれな一着として気軽に楽しむことができるとのこと。

商談の場では、丹波屋の女性スタッフも、chidoriiさんが手掛ける小物たちを手に取るたびに、驚きと感嘆の声を漏らしていました。
微調整や個人の希望について話す際、まるでオーダーメイドの着物を仕立てているような気分に浸ることができました。

時代は進み、今では着物生地を使用したスマホポーチが注文されるようになりましたが、可愛らしい生地を目にすると、昔も今も心躍る気持ちは変わらないようです。
銘仙や絞り、子供の着物など、私たちの手元に届く小さなアート。納品は11月上旬を予定しています。
手作業による制作のため、大量の生産は難しいですが、一つ一つ丁寧に作り上げ、大切に使っていただける方々にお届けしたいという想いを込めて、私たちも楽しみにしています。

今回はアンテーク小物大好きMKが担当しました。